インヘリットとは『受け継ぐ』という意味です。
先人から受け継いだものを後世へと伝えていく。その媒体として我々(演劇)が存在する。
そんな思いを込め2015年より、『インヘリット東京』『インヘリット沖縄』を立ち上げ、それぞれの地元の役者、スタッフで、座組を構成し、同作品を上演。
東京と沖縄の連携で「東京の役者が沖縄で」、「沖縄の役者が東京で」といったインヘリットならではの相互交流も目指しております。

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海を越えた挑戦者たち~バンミカセ―!~

無事11ステージ終演致しました。

ご来場くださいました皆さま

ありがとうございました。

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「永遠の一秒」

「永遠の一秒」

1945年(昭和20年)春。 海軍大尉、大宮英機・石井義貴・細野十郎は、三人乗りの陸上爆撃機『銀河』に 乗り組み、怪我をした戦友、原口千里を一人残して、米艦船目指して宮崎基地を飛び立った。 三人を乗せた特攻機『銀河』が、「サヨナラ、サヨナラ」と発光信号を送り続けながら離陸する。 原口はそんな機を見上げ「戻って来い!」と叫んだ。 三人はその21年というあまりに短い生涯を終えた…はずだった!

「海を越えた挑戦者たち」

「海を越えた挑戦者たち」

『この子たちが、いったい何をしたというんだ!』
船から降りることのできない球児たち
復帰前の沖縄。1958年夏。
40回の節目の年、全国高野連より沖縄から1校出場枠が設けられた。初出場の甲子園は、出場常連校相手に善戦するも惜敗。それでも彼らの目に涙はなかった。先生達も、強豪校相手の奮闘に満足げな表情だった。
だが、沖縄で待ち構えていたのは過酷な運命だった。米国民政府の定めた植物防疫法に抵触するという理由で、彼らの持ち帰った甲子園の土は港に捨てられてしまったのである。
沖縄はまだ、日本ではなかった――。
沖縄高校球界の礎を築いた先人たちの思いがあふれる、首里高校の実話を基にした物語。

インヘリット東京

作・演出 畠山貴憲

萬スタジオバックアップシリーズ最優秀審査員賞、第27回池袋演劇祭優秀賞等を受賞。